〇〇のかたちを探す#3 佐藤史治|テーマ:仲良し
〇〇のかたちを探す#3 佐藤史治|テーマ:仲良し
ワークショップ|[身の上]
http://blanclass.com/japanese/archives/20161008/
映像、写真、文字、似顔絵、音楽、マッピング。個人的な、例えば家族や(元)恋人といった親しい人たちへの関心から制作をしてきました。一方で、とくに親しみのない人たちや事柄について、どうすれば関心をもって向き合えるのだろうか、といったことも考え始めています。
出演:佐藤史治/企画:野本直輝
場所:blanClass
日程:2016年10月8日(土)
開場:18:30 開演:19:30
ディスカッション「仲良しについて」:20:30~
入場料:1,500円(ワンドリンク付)
※軽食(無料)もご用意しております。
blanClass+column
「〇〇のかたちを探す」と題して始めたこのシリーズ、今週で3回目を迎えます。ゲストはアーティストの佐藤史治さん。
この企画では毎回、お呼びするゲストの方に、〇〇の部分に入れるテーマも一緒に考えてもらっていて、3回目のテーマは、仲良し、です。
佐藤さんは個人のアーティストとしての活動の他にも、墨田区にある《あをば荘》の運営や企画、そして最近はアーティストの原口寛子さんとのユニット、佐藤史治+原口寛子としての活動も精力的に行っています。
あをば荘は住居兼ギャラリーで、ギャラリースペースでは展覧会や舞台作品の上演、ワークショップや勉強会など、様々なイベントが不定期に開かれています。あをば荘は墨田区周辺で活動する様々なアーティストたちの交流拠点でもありますが、近くの大きな団地に住む小学生たちの通学路に面しているせいか、1階のギャラリーを解放していると下校途中の小学生たちが自由に出入りし、近所に住むおばさんやおじさんも挨拶ついでに軽く1時間ほどお話しされていきます。
原口さんとのユニット、通称サトハラの活動では、佐藤さんと原口さんとの間で交わされる、本来は閉じられたはずの極個人的なやりとりや、展覧会場を訪れた鑑賞者とのコミュニケーションをそのまま作品の中に取り入れたりと、誰かと何かを一緒にやる、みたいなことが根本にあるような活動を行っています。
そんな佐藤さんをゲストにテーマが仲良しってなんだか怖いですが、仲良しとは、一体どのようなものなのでしょうか。僕自身、仲良しな人って誰かいるかなぁと考えてみても、何人かの顔が浮かんでは消え、浮かんでは消え、、、なぜその人たちの顔が頭に浮かぶのか、そして消えるのか、近所のアーティストとも、小学生とも、おじさんおばさんとも、パートナーとも、今一度、仲良しについて考えてみませんか?
先日、あをば荘で佐藤さんと原口さんと、放送室を収録しました。
イベント当日に行う幾つかのワークショップを試してみたりしています。
(野本直輝)
佐藤史治 Fumiharu SATO
都内某文化施設にて展覧会やワークショップ、地域プログラムの企画・運営に従事。また、墨田区文花にオルタナティブ・スペース「あをば荘」を2012年に設立。住みながら企画・運営に携わっている。2011年からアーティスト・ユニット、佐藤史治+原口寛子としても活動を行う。
http://satouharaguchi.tumblr.com/
シリーズ 〇〇のかたちを探す(隔月で2年間を予定)
たとえば「ゆたかな生活」「しあわせな家族」「安定した職業」「充実した休日」のような、いつの間にか理想像になっている言葉やイメージに、私たち一人ひとりが本当に必要とするかたちは見つけられるでしょうか? 実際の経験では、それぞれがバラバラで、一言でまとめられたり、ひとつのイメージに回収されてしまうものではないはずです。このシリーズでは、毎回ゲストをお呼びし、「遊び」「家族」「労働」「健康」など、各回ごとに違ったテーマを設定して、作品発表とトークを行います。そのなかで、さまざまな概念に対する頑ななイメージについて問い直し、本当に必要なかたちがどの様なものなのか、参加者たちと共に探していきたいと思います。(野本直輝)
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